ほっともっとは筋トレやダイエットに有効なのか?と疑問に思ったので、公式サイトの栄養成分表を分析した。その結果をシェアする。
について紹介する。
それではいってみよう。
ほっともっとはそもそも筋トレ向きか?
結論からいうと、ほっともっとは筋トレに使える。
バルクアップ、ダイエットいずれにも対応できるメニューがある。
ガッツリ肉なのに合格点のメニューもあるので、肉を食べたいときでも満足できる。
ただし、全部がおすすめというわけではないので、高タンパク低脂質メニューを覚えておいて、それだけを注文するという運用がおすすめだ。
ではさっそくおすすめメニューを紹介していく。
ダイエットにおすすめなほっともっとのメニュー
ダイエットでは脂質を制限する必要があるが、ほっともっとで低脂質かつたんぱく質がとれる食材が「カットステーキ」だ。
「ダイエットでステーキ!?」と思ったかもしれないが、ほっともっとのカットステーキは一般的なサーロインステーキなどと違って肩肉を使用している。脂質が非常に少ないので、実はダイエット向きなのだ。
~もち麦ごはんのミニ弁当~ もちミニ ハーフ・カットステーキ弁当
「~もち麦ごはんのミニ弁当~ もちミニ ハーフ・カットステーキ弁当」は低脂質No.1メニューだ。
428kcal、たんぱく質19.0g、脂質6.7g、炭水化物75.2g。
もちミニシリーズは全部で3つある。
もちミニシリーズ:
・しゃけ弁当
・豆腐ハンバーグ弁当
・ハーフ・カットステーキ弁当
この中でダントツで脂質が少ないのが「ハーフ・カットステーキ弁当」だ。ついでにいうとタンパク質量も一番多い。
あと麦と玄米を混ぜた麦ごはんなので白米よりGIが低く、食後の血糖値が上がりにくい。
ダイエットのイチオシメニューだ。
唯一の欠点として野菜がないので、野菜ジュースを一緒に摂るといい。
ハーフ・カットステーキカレー
カレーは小麦粉と油でできているので、ふつうはおすすめしないのだが、ほっともっとのカレーはなぜか異様に脂質が低い。よってダイエットメニューとしても十分成立する。
597kcal、たんぱく質23.3g、脂質9.7g、炭水化物107.3g。
正直、カレーで脂質が10gを切っているのは他に見たことがない。
カットステーキでたんぱく質を上積みしているので、たんぱく質の量も合格点だ。
PFCバランスでいうとやや炭水化物に偏っているので、カロリーを減らしたければライスを少し残すといい。ライス小盛りがないのが残念といえば残念だ。
サラダ&ハーフ・カットステーキコンボ
続いてのおすすめはサラダ&ハーフ・カットステーキコンボだ。
553kcal、たんぱく質21.9g、脂質9.7g、炭水化物97.7g。良いバランスだ。
グリーンサラダが入っていて野菜も摂れるのが高評価ポイントだ。
また、これも上のカレーと同じく炭水化物に少し偏っているので、カロリーを減らしたければライスを少し残すといい。
カットステーキ重
肉をガッツリ食べたければカットステーキ重だ。どちらかというと男性向け。
ステーキがこれまで紹介してきた「ハーフ・カットステーキ」シリーズの倍入っている。
626kcal、たんぱく質33.5g、脂質12.7g、炭水化物97.6g。
ボリューム満点な割に低脂質だし、カロリーも高くない。
焼き肉屋に行きたくなったらこれで欲を抑えよう。
バルクアップにおすすめなほっともっとのメニュー
バルクアップにはある程度脂質とカロリーが必要なので、高タンパクは当然として、カロリーもそこそこあるメニューを紹介する。
親子丼
まず紹介するのは筋肉飯の鉄板、親子丼だ。
689kcal、たんぱく質30.6g、脂質19.0g、炭水化物102.1g。
鶏肉とたまごの黄金の組み合わせなのでもう何も言うことはない。1食でたんぱく質が30g摂れる。ちなみに鶏肉はもも肉を使用している。
そして安い。2024年9月の時点ではのり弁に次いで2番目に安い490円だった。
ワンコインでおつりがくるのはうれしい。ローテーションもしやすいだろう。
こだわりの特製だれ うな重(3切れ)
続いておすすめするのはうな重だ。
630kcal、たんぱく質24.2g、脂質17.3g、炭水化物97.3g。
うなぎはビタミンA、B、D、E、オメガ3脂肪酸を含んでいてタンパク質以外の栄養素も豊富だ。
ただ、3切れなので男性だとややボリュームが少ないと感じるかもしれない。
ちなみに6切れの上うな重だと脂質がオーバー気味になる。ついでに値段も高い。持ち帰り弁当に1500円以上出すのはちょっと抵抗があるだろう。
4コ入りから揚弁当
から揚げは脂質が多くなるのがふつうだが、ほっともっとはタンパク質が上回っている。
790kcal、たんぱく質39.1g、脂質26.5g、炭水化物101.0g。
脂質とたんぱく質の1gあたりのカロリー差から、カロリー比でいうともちろん脂質が多いのだが、PFCバランスはいい範囲に収まっている。合格だ。
ちなみにほっともっとのから揚げはもも肉を使用している。
から揚カレー
から揚げとカレーという、ふつうなら脂質が多すぎてNGになりそうな組み合わせだが、ほっともっとでは良いバランスで成立している。
776kcal、たんぱく質34.6g、脂質22.2g、炭水化物112.9g。
ビーフやポークではなくチキンカレーなのも低脂質の要因の1つだろう。
カレーが食べたくなったらほっともっとをおすすめしたい。
とりめし弁当
続いて「とりめし弁当」だ。カットしたから揚げに甘辛ダレをからめたご飯が進む一品である。
763kcal、たんぱく質33.9g、脂質25.2g、炭水化物103.2g。
中肉中背の男性なら十分な栄養量といえる。
付け合わせの総菜がきんぴらごぼうと卵焼きだったりちくわだったり入れ替わりがある。
よくばりコンビ デミグラスハンバーグ&から揚弁当
カロリーもタンパク質もガツンと摂れるのが「よくばりコンビ デミグラスハンバーグ&から揚弁当」だ。
921kcal、たんぱく質46.2g、脂質32.5g、炭水化物113.9g。
ハンバーグは牛・豚・鶏3種の合いびき肉だ。おそらく鶏が入っているから脂質がそこまで増えないのだろう。
揚げ物とハンバーグという、ふつうならNGの組み合わせだが、ほっともっとは両方とも一般的なメニューよりカロリーが低いので奇跡的に筋肉飯として成立している。
筋トレで避けるべきほっともっとのメニュー
基本は上記のメニューをローテーションしていれば三大栄養素のバランス的には問題ないが、そうはいっても飽きてほかのメニューを食べたくなるときもあるだろう。ヘビーユーザーならなおさらだ。
そんなときに、筋トレ・ダイエット中は避けるべきメニューを紹介する。
牛カルビ系弁当
牛カルビはトレーニングの敵だ。筋トレ・ダイエット中は牛カルビのことは忘れろ。見ても見なかったふりをしろ。そんな食材は存在しない。そう自分に言い聞かせろ。
脂質ばかりでたんぱく質が少ない。なのに肉を食べた気分になれる。危険だ。完全にデブエット食材だ。
・カルビ焼肉弁当
・Wカルビ焼肉弁当(肉2倍)
・~キャベツたっぷり~ Wビーフレモン弁当(肉2倍)
・カルビ焼肉&から揚弁当
黒カレー
黒カレーは通常のカレーに比べて脂質が多い。
なぜなら、黒カレーはビーフカレーだからだ。
(通常のカレーはチキンカレー)
ビーフカレーは牛バラ肉が多く使われる。バラ肉はつまりカルビだ。数行前に書かれていたことを思い出してほしい。カルビはトレーニングの敵だ。
・牛肉と玉ねぎの旨味 牛肉黒カレー
・牛肉と玉ねぎの旨味 牛肉黒カレー(ロースカツ)
・牛肉と玉ねぎの旨味 牛肉黒カレー(から揚)
ということでこれらのメニューは避けよう。
筋トレ中にほっともっとを利用するときの注意点
漬物は残せ
漬物は食べなくていい。残せ。
理由は塩分だ。漬物は量が少なく栄養摂取にほとんど貢献しないのに塩分が多い。
ほっともっとの弁当の塩分は3~6g程度。3gなら十分合格だが、ほとんどない。高カロリーメニューになればなるほど塩分が多い傾向がある。
そのため、栄養摂取に関係のない漬物は食べずに、塩分削減をすべきだ。
ヘビロテならメニューもローテーションしろ
ほっともっとのヘビーユーザーなら、上記のメニューをローテーションしろ。
理由は栄養の偏りをなくすためだ。
特に食材のローテーションを意識するといい。鶏肉→牛肉→魚といった具合だ。
本記事のメニューでいうと、親子丼→カットステーキ重→から揚げカレー→たまにうな重という感じだ。
卵ばかり、鶏肉ばかりを摂ると栄養が偏る。たんぱく質的には問題ないが、問題はビタミンやミネラルだ。
例えば鶏肉はビタミンK、亜鉛、セレンが豊富。
牛肉はビタミンA、E、鉄が豊富。
このように内容が違う。
健康維持のためには様々な栄養素をまんべんなく取り入れるのがいいことは言うまでもない。
難しいことは考えなくてもいい。「きのうは鶏肉だったから今日は牛肉にしとくか」ぐらいの意識でいい。
まとめ
まとめる。
ほっともっとは筋トレ・ダイエット向きのメニューがいくつかある。
ダイエット向きのメニュー:
・~もち麦ごはんのミニ弁当~ もちミニ ハーフ・カットステーキ弁当
・ハーフ・カットステーキカレー
・サラダ&ハーフ・カットステーキコンボ
・カットステーキ重
バルクアップ向きのメニュー:
・親子丼
・こだわりの特製だれ うな重(3切れ)
・4コ入りから揚弁当
・とりめし弁当
・よくばりコンビ デミグラスハンバーグ&から揚弁当
以上だ。
それでは良い筋トレライフを。