ケンタッキーは筋トレ向きなのか?と疑問を持ったので、KFC公式サイトの栄養成分表を分析してみた。その結果わかったことをシェアする。
それではいってみよう。
そもそもケンタッキーは筋トレに向いているのか?
結論からいうと、ケンタッキーは筋トレ向きだ。
揚げ物でハンバーガーもあるとなると、ふつうは筋トレNGメニューになるところだが、ケンタッキーは例外だ。
なぜなら、脂質の少ない胸肉を使っているからだ。フライにしても、もともとの素材の脂質が少ないので、ちょうどいいバランスになっている。
ただし、メニューによっては、脂質が多いものもある。
そこで、これからOKメニューとNGメニューを紹介していく。
バルクアップにおすすめなケンタッキーのメニュー
バルクアップにはある程度脂質も必要なので、脂質とたんぱく質を適量摂れるものを紹介する。
チキンフィレバーガー全般
バルクアップをしたいならチキンフィレバーガーがおすすめだ。
胸の1枚肉を使っていて、たんぱく質と脂質のバランスがいい。
種類はどれでも構わないが、ポテトはつけずに単品で頼もう。
エネルギー (kcal) | 食塩 相当量 (g) | たんぱく質 (g) | 脂質 (g) | 炭水化物 (g) | |
チキンフィレバーガー | 398 | 2.4 | 24.3 | 19.7 | 31.1 |
辛口チキンフィレバーガー | 384 | 2.6 | 24.4 | 17.8 | 31.9 |
チーズチキンフィレバーガー | 468 | 2.9 | 26.8 | 25.8 | 32.1 |
ダブルチキンフィレバーガー | 615 | 4.2 | 44.6 | 30.7 | 40.0 |
ただし、脂質が少ないがゆえに、カロリーも少ない。1個400kcalだとバルクアップにはカロリー不足だ。なので2個注文してもかまわない。
ちなみにチキンに「フィレ(ヒレ)」という部位はない。脂質が少ないことを示すために「フィレ」と呼んでいるだけだ。
おにぎりを1つ追加するとベストバランスに
チキンフィレバーガーはたんぱく質が豊富でおすすめなのだが、PFCバランスでいうと炭水化物が少ない。
そこでおにぎりを1つ追加するとちょうどいいPFCバランスになる。テイクアウトできるならぜひ白米と組み合わせたい。
塩分を考えると味付けのない白米がベストだが、コンビニおにぎりでも構わない。
炊飯ジャーからご飯をよそうときは、チキンフィレバーガー1つにつきお茶碗軽く1杯程度(100g)にしよう。
・1食で800kcal摂りたい場合
→ダブルチキンフィレバーガー + 白米120g
・1食で1000kcal摂りたい場合
→チキンフィレバーガー2個 + 白米150g
といった組み合わせだ。
ダイエットにおすすめなケンタッキーのメニュー
ケンタッキーは揚げ物だがダイエットでも使える。
骨なしケンタッキー
ダイエット中のケンタッキーは「骨なしケンタッキー」1択だ。
191kcal、たんぱく質20.3g、脂質8.5g、炭水化物8.3g。
1個でたんぱく質を20g補給できる。脂質の量はその半分以下だ。揚げ物でこのバランスは奇跡的である。
部位はチキンフィレバーガーに使われているのと同じ胸の一枚肉。鶏肉の中だとささみに次いで脂質が少ない部位だ。マヨソースがない分だけさらにカロリーダウンしている。
体をよく動かすならいちどに2個食べてもかまわない。
ただし、これだけだと諸々の栄養が不足するので、テイクアウトして白米と生野菜を追加することをおすすめする。生野菜はできればドレッシング抜きで食べたい。
ちなみにサイドメニューのコールスローは脂質が多いのでおすすめしない。
筋トレで避けるべきケンタッキーのNGメニュー
フライドポテト
195kcal、たんぱく質2.6g、脂質7.8g、炭水化物28.7g。
フライドポテトは脂質と炭水化物の塊なので、筋トレ中は避けるべきだ。
よって、セットメニューは頼まず、単品またはドリンクとの組み合わせをおすすめする。
ケンタッキーに限らずどこも同じ。
チキンフィレ以外のバーガー
チキンフィレ以外のバーガーは脂質が多い。
例:和風チキンカツバーガー
426kcal、たんぱく質16.0g、脂質22.3g、炭水化物40.5g。
たんぱく質の量より脂質の量が上回っている。カロリー比にすると脂質はたんぱく質の3倍にもなる。
やはりケンタッキーでハンバーガーを注文するならチキンフィレバーガー1択だ。
オリジナルチキンは筋トレ向きか?
ケンタッキーといえばオリジナルチキンだ。これに触れないわけにはいかない。
オリジナルチキンは筋トレ向きか?
答えは「筋トレ向きではない」。
理由は、部位指定ができないからだ。
鶏肉は全般的に脂質が少なめとはいえ、部位によっては脂質が多いところもある。
下手をすると脂質が多い部位ばかり食べることになる。
オリジナルチキンの部位:
サイ(腰)
ウイング(手羽)
キール(胸)
リブ(あばら)
ドラム(脚)
この中で、キール(胸)やリブ(あばら)は脂が少ない。一方、サイ(腰)は脂が多い。ドラム(脚)はそもそも肉の量が少ない。
キール(胸)ばかり選んで食べられればいいが、注文してモノが来るまでどの部位が入っているかわからない。さらに慣れないと見た目でどの部位か判別しにくい。かぶりついてみたら脂身の多いサイ(腰)だったということも十分ありうる。
以上の理由から、オリジナルチキンは筋トレにはおすすめしない。
オリジナルチキンを食べたいと思ったら、確実に胸肉がゲットできる「骨なしケンタッキー」をおすすめする。
まとめ
ケンタッキーは筋トレ向きだ。
バルクアップにおすすめのメニューはチキンフィレバーガー全般。
ダイエットにおすすめのメニューは骨なしケンタッキー。
白米や野菜と組み合わせるのが有効だ。
以上だ。
それでは良い筋トレライフを。