やよい軒は筋トレやダイエットに有効なのか?と疑問に思ったので、公式サイトの栄養成分表を分析した。その結果をシェアする。
について紹介する。
それではいってみよう。
やよい軒はそもそも筋トレ向きか?
結論からいうと、やよい軒は筋トレ向きだ。
ただし、「筋トレ向きのメニューを知っている」ことが前提だ。
当然ながら、何もかもおすすめというわけではない。脂質たっぷりのメニューもある。というかその方が多い。
限られた「バルクアップメニュー」「ダイエットメニュー」を知っているかどうかで、効果がはっきり分かれる。
ダイエットにおすすめなやよい軒のメニュー
鉄火丼
鉄火丼はダイエットにおすすめNo.1のメニューだ。やよい軒のメインメニューの中で最も脂質が少ない。
520kcal、たんぱく質30.4g、脂質3.3g、炭水化物94.5g。
1食でたんぱく質が30gとれるのはデカイ。文句なしだ。
まぐろの赤身は高タンパク低脂質の代表食材だ。しかも脂質にはDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が含まれている。オメガ3脂肪酸は体内で合成できないので食事から摂るしかない。財布が許せば毎日でも食べたい食材だ。
大豆ミートの野菜炒め定食
続いてダイエットにおすすめするのは大豆ミートの野菜炒め定食。
437kcal、たんぱく質18.8g、脂質5.3g、炭水化物82.8g。
炒め物なのに脂質が少ない。その理由は言わずもがな大豆ミートだ。豚肉の代わりに大豆を使うことで脂質とカロリーを大幅にカットしている。
野菜も摂取できて栄養バランス的にもすばらしい。毎日食べても問題ない。
ちなみに大豆ミートのメニューは他にもある。
やよい軒の大豆ミートシリーズ:
・大豆ミートの野菜炒め定食
・大豆ミートのなす味噌と焼魚の定食
・大豆ミートのしょうが焼定食
この中でおすすめなのは野菜炒め定食だけだ。
残りの2つは脂質が多く、ダイエットには向かない。選ばないように。
バルクアップにおすすめなやよい軒のメニュー
バルクアップにはタンパク質はもちろん、脂質もある程度必要なので、脂質が適量とれるメニューを選んだ。
しまほっけ定食
しまほっけ定食はやよい軒のたんぱく質No.1メニューだ。
660kcal、たんぱく質51.2g、脂質21.3g、炭水化物68.2g。
デカめのほっけが1匹ついてボリューム満点。今日はタンパク質があまり摂れてないなと思ったときにはこれだ。一撃で50gのたんぱく質を補給できる。
たんぱく質が50gを超えるメニューは外食チェーンではあまり見かけない。
ちなみにサバもついた「しまほっけとサバの塩焼の定食」はおすすめしない。理由は脂質が多いからだ。サバが入るとどうしても脂質が多くなってしまう。
ブラックアンガスビーフのカットステーキ定食
続いておすすめするのはブラックアンガスビーフのカットステーキ定食だ。ややお高めだが、PFCバランスは理想的だ。
665kcal、たんぱく質37.5g、脂質17.8g、炭水化物91.4g。
普通の牛肉ステーキだとサーロインやロースを使っているので脂質が多くなりがちだが、やよい軒のカットステーキはウデ肉の赤身を使っており低脂質。高評価ポイントだ。
ソースはどれでも好きなものを選べばいい。あまり差はない。
ちなみに「ブラックアンガスビーフの特カットステーキ定食」は肉の量が1.5倍になる。こちらもおすすめだが値段も1.5倍になる。財布と相談だ。
銀鮭の塩焼定食
次は銀鮭の塩焼定食だ。
528kcal、たんぱく質30.5g、脂質16.8g、炭水化物69.7g。
良い。文句ない。厚みのある鮭で満足の量だ。
鮭は高タンパクな上、ビタミンA~Eまですべて含まれており、魚なのでDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸も含まれている。筋トレ中はたくさん食べたい食材だ。
肉野菜炒め定食
肉野菜炒めは豚肉を使用しており適度に脂質が摂れる。
574kcal、たんぱく質26.9g、脂質18.6g、炭水化物78.2g。
豚肉はエネルギー代謝に欠かせないビタミンB群が豊富に含んでいる。
副菜に豆腐がつくのもプラスポイントだ。
地鶏親子丼
続いては筋トレの鉄板メニュー、親子丼だ。
683kcal、たんぱく質36.1g、脂質13.8g、炭水化物107.1g。
やよい軒の親子丼は阿波尾鶏というブランド鶏を使っている。また、卵を2個使っているので、その分たんぱく質量が多い。卵と鶏肉は両方とも筋トレ必須食材だ。
ついでに安くてお財布にも優しい。2024年9月時点で790円だった。やよい軒で700円台のメニューは3つぐらいしかない。
筋トレで避けるべきやよい軒のメニュー
極論、上記のメニュー以外はすべて避けるべきだ。
上記のメニュー以外はすべてカロリー比で脂質が30%を超えている。
とはいえ、他のメニューを頼みたいと思うときもあるだろう。
そんなときに避けるべき、特に脂質が多いメニューを紹介する。
牛カルビ系の定食
牛カルビは脂質ばかり多くてたんぱく質があまりない。筋トレ飯としては不適だ。
・牛カルビ焼肉定食
・レモンビーフ定食
・牛カルビ焼肉とコロッケの定食
このあたりは避けるべし。
揚げ物系の定食
揚げ物も脂質過多になってしまう。やよい軒のたいていの揚げ物はたんぱく質の2倍の脂質がある。カロリー比でいうと4倍以上開いてしまう。
チキン南蛮系:
チキン南蛮定食
チキン南蛮としょうが焼の人気コンビ定食
チキン南蛮とエビフライの定食
エビフライ系:
チキン南蛮とエビフライの定食
ハンバーグとエビフライとから揚げの人気トリオ定食
ロースとんかつとエビフライの定食
ビフカツとエビフライの定食
・その他
からあげ定食
ビフカツ定食
だいたいどれも900kcal前後ある。体を作りたいときは避けるべきだ。
高脂質メニューが許されるのは、「カロリーを摂らなければならないが、食が細くてたくさん食べられない」場合だ。カロリーを脂質で補う。ただし、こういう場合も、補食をうまく利用して脂質摂取を適量に抑える工夫をしたほうがいい。
筋トレ中にやよい軒を利用するときの注意点
漬物とみそ汁は残せ
定食についてくる漬物とみそ汁は残せ。
理由は塩分だ。やよい軒は全体的に塩分が多い。1食あたりの塩分は4.5~7gになる。
ちなみに厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量は男性で8g、女性で7gだ。
下手すると1食で1日分の塩分を摂取してしまう。
そこで、みそ汁と漬物を残すことで、塩分を約2.5g削減できる。
味気ないと思うかもしれないが、両方ともほとんどたんぱく質がないので、筋トレやダイエットでは削ってもまったく問題ない。
バルクアップならライスをおかわりしろ
バルクアップにはカロリー摂取が欠かせないが、脂質の多いメニューだと脂肪に変わりやすい。
そこをカロリーを炭水化物で補う。白米をおかわりする。
定食のライスは1杯180g、270kcalだ。
1杯おかわりすると270kcalを上乗せできる。
これで本記事のおすすめメニューで800kcalを超える。
ちなみに定食はおかわり無料、丼ものは大盛り無料だ。丼ものだと最初から大盛りで頼みたい。
以上だ。